スウェーデンの市民農園

Kolonitradgardar

 スウェーデン全体で28,000区画の市民農園があり、これらは279の地区市民農園協会に属している。このほかに協会には属さないものは約7,000区画がある。

 コロニーガーデンとレジャーガーデンの2種類があり、コロニーガーデンは300400㎡の土地で小屋を建てることができる。レジャーガーデンは150㎡の土地で建築は禁じられている。

 また、リモートコロニーとコテージ村といわれる街の中心から遠く離れた土地に週末小屋のある市民農園もある。

 福祉と結びついたものとして、レイズドベッド方式のさまざまな高さのプランター使用スペースが市民農園の一角に作られているところがある。ダンドリュード病院では高さを調整したり、ハンデに合わせてリハビリ作業ができるように開発された用具が備えられている。


スウェーデン王室の森にある

リーデルブルン市民農園   

区画内風景 花、果樹(リンゴ、スグリ等)、芝生

 リーデルブルンは小屋の大きさが床面積で6㎡、

 ひさし含みで9㎡以下に抑えられている。

 小屋の色は白と緑に限定で、森の景観に気を

 つかっている。


エイボールさんの区画内やさい畑(上図反対側に位置している)
エイボールさんの区画内やさい畑(上図反対側に位置している)


スカルプナック市民農園 クロンショーさんの父親が開発から守ったというスウェーデン一大きい市民農園。区画も大きい。これに隣接して、スコーグスミルクゴーデンという世界遺産の森の墓地がある。

  スカルプナック市民農園の遠景



メーラレン湖畔にあるソドラ・オーシュタルルンデン市民農園は傾斜地にある。

  工場移転後の土地を緑地に戻し一部が市民農園に造成されつつある。その段階で利用者が決まって、自分の区画予定地を見に来る。

  この区画の完成時の姿を自分たちで描き、そのように作り上げていくそうである。