市民農園とことん学習塾「萩台塾」の実施について
日本市民農園連合会長
NPO千葉県市民農園協会理事長
廻谷義治
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、2年前の12月研究会後のことでしたが、わたしはプライベートな勉強会の実施を考えたいと申し上げました。その時の私は75歳を目の前にし、これまでに様々な方々から貴重な情報を沢山いただきながら、それらの情報の多くの人々との共有が進まず、申し訳ない気持ちでおりました。
それから１年半を過ぎ、いよいよ何か行動を起こさねばと思うようになりました。それで今回、萩台市民農園で、“市民農園とことん学習塾「萩台塾」”と仮に名前を付けた勉強会を、理事長として、廻谷個人として、半ば私案として提案してみることにしました。私の話を聞いて下さる人が一人でもおられれば実施し、続けていくつもりですし、一緒に勉強しようという方が多くなり、きちんとしたものにすべきだとのご提言が出れば、その段階から、公のものにすればよいと思っております。これからの箇条書きに賛同される方は、一緒に勉強し合いましょう。
１ 日本の市民農園活動は、現在に続くものが誕生して４０数年になりますが、市民農園の全般に関する基本的知識を有している方は、日本市民農園連合の活動のリーダーや市民農園コーディネーター資格を有している方などに限られていると思います。そして、体系的にも実践的にも全体を掌握している人はかなり限られてくるでしょう。
２ 一方で、市民農園コーディネーターの皆さんにおいては、自分の得ている力を前面に出さず、専門家的活動への入り口に佇んでいる方が多いと思います。
３ 市民農園活動を４３年継続し、都市農業行政担当者を再三経験し、その経験から求められてしばしば市民農園専門の講師を担当し、国際会議に７回出席し、国際組連盟織準会員加盟調印を行い、２２回の訪問旅行で１６か国の市民農園およびダーチャを調査して得てきた情報・知識・知見・ノウハウ等の集積されたものは、個人で仕舞い込むべきものでは無いと考えています。
４ このようなことから、これからは原則としてひと月に１回、萩台市民農園で、気楽な姿勢で、しかししっかりとした内容の知識・情報・ノウハウ等を、ご希望の方々に提供していくことを考えました。
５ これを、市民農園とことん学習塾「萩台塾」と名付けてみました。そのスタイルは、日にちを定めて１０時から１２時までに行うこととして、１０時から３０分～１時間を協会区画の作物をみて栽培関係を学び合い、残りの１時間～１時間３０分を少し掘り下げた基本的なことを１項目ずつ学び合っていくというスタイルをとります。平日と土・日を交互に使い、２～３年間続けてみたいと思います。
６ 「塾」と言っても、“３および４”の項の考えで私の情報等を受け止めてくださる方々にきちんとお伝えしていこうというものですから形を整えておこうというだけで、私のボランティア活動で行います。費用は極力かけないようにして、受講料みたいなものは集めません。冷やかしではなく、まじめに聞いて下さる方はどなたでも聞いていただくようにします。
７ 将来、これを続けてくださり、市民農園専門家集団として組織的に動いて下さるようになりましたら、参加される皆さんで会費のようなものを集めて安定的に活動していただければ大変良いのではないかと思っています。
８ 一人でも数人でも、私が提供できるものを受け止めてくださる方がおられるならば、８月から萩台市民農園で行っていきます。（試みとして、8月16日に第1回を行いました。）
今後は下記により行いますので、ご参加ください。
敬具
記
１ 第2回開催日時 9月18日（木）午前10時
２ 会場（集合場所） 萩台市民農園クラブハウス前
３ 今回のテーマ 市民農園の歴史１（概論）
誕生から現代までの主要な動き
４ 今後の開催予定 いずれも午前10時からの午前中
第3回：10月18日（土）市民農園の形態を追う１
第4回：11月27日（木）市民農園の役割等を内外を含めて追う
第5回：12月14日（日）市民農園の歴史２（国別事例）
第6回：27年1月15日（木）市民農園と福祉の話１
第7回：2月14日（土）市民農園の国際的な動き１
第8回：3月12日（木）イギリスの市民農園
なお、極力予定通りに進めたいと思いますが、公式行事や都市農地活用促進センター等からの講師依頼があった場合には、調整の結果で、別の週に予定を変更する場合があります。テーマも仮設定です。
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