ドイツの市民農園

(クラインガルテンKleingarten(小さな庭・菜園))
 平均300㎡の区画内に野菜・花・果樹・芝生などを配置し、ラウベLaube(小屋)があります。ラウベの大きさは区画の10%かつ24㎡以内になっていて、原則として宿泊はできません。

 1986年に新たに公布された現行の建設法典ではFプラン(自治体全域の土地利用計画)及びBプラン(地区詳細計画)に公園等と同様にクラインガルテンが都市計画に位置づけられています。

 1983年に制定されたクラインガルテン法では、土地利用上位置づけられたクラインガルテンについて、施設や利用のあり方、賃料等を規制することにより恒常的に良好な状態に維持するための内容になっています。

 ライプチヒの医師シュレイバー博士が子供たちの健康と安全な遊び場の確保のためにその概念を確立し、1865年に第1号が開設されました。ドイツではシュレイバーガルテンとも呼ばれています。

ミュンヘンの市民農園
ミュンヘンの市民農園
ライプチッヒ市民農園
ライプチッヒ市民農園

シュレーバーガルテンの原形区画
シュレーバーガルテンの原形区画
ライプチッヒ市民農園
ライプチッヒ市民農園